雄犬を飼っていると必ず【マーキング】という壁に当たると思います。
わが家のネロは4か月くらいからマーキングの兆候が出てきました。
それを本能として受け入れるか…。
私はマーキングを良しとはしませんでした。
現在ネロは「マーキングをしない散歩」を実践しています。
今回はネロを通して【犬のマーキング】について深く考えてみました。
Contents
【マーキングをさせない散歩】を目指したキッカケ。一瞬感覚が麻痺してしまった。
犬がマーキングを始めるのは生後6か月頃からと言われています。
ネロの場合4ヵ月頃からマーキングの兆候があり、散歩道の木や電柱、ポールなどのにおいを嗅ぐようになりました。
5ヵ月の頃にはマーキングが始まり、散歩にはペットボトルが欠かせなくなりました。
同じ頃、散歩中の引っ張りが強くなったのを機に、しつけ教室に行きまいした。
そこで「マーキングをさせない散歩が可能」と言うことを知り、ビックリ!
だって、マーキングって本能的なもので、やって当たり前なことだと思っていたからです。
私は元犬嫌いだったので、その頃は電柱におしっこの跡があったりすると気になっていましたが…
ネロを飼い始めてその感覚が一瞬麻痺していました。
雄犬=マーキング=本能=仕方ない事
と勝手に思ってしまったんですね。
でも、それは飼っている私の主観。
周りから見たら超迷惑。
その事実が一瞬頭から消えてしまっていました。
ものすごく反省しています。
そして再度、そのことに気付くことが出来て本当に良かった。
確かに愛犬は可愛いですが、周りが見えなくなってしまうのはダメ。
今は教えてもらった「マーキングをしない散歩」を徹底。
ネロは現在マーキングはしません。
…と言うか、私がさせません!
飼い主のコントロール次第で、マーキングは防げます。
散歩はトイレをさせる為?それって飼ってない人から言わせてみると超迷惑
マーキング…。
それ以前の話になるのですが、トイレをしに散歩に行くって変じゃないですか?
2020年冬、世の中は新型コロナウィルスで紙類の買い占めが起こり、場所によってはペットのトイレシートも売り切れが起こりました。
その時にtwitterで犬が電柱におしっこする動画と共に「散歩中におしっこさせるから、ほとんどトイレシート使わないから問題ない!」というツイートを目にました。
それは違うでしょ!!
散歩道はトイレじゃない!
だって、自分の家の塀や敷地に知らない犬がおしっこやウンチをしたら嫌ですよね?!
自分の家の前ではさせないのに、人の家の前では平気でさせる…
最低です。
自分がされて嫌なことは、人にしてはいけない。
電柱だって、おしっこのシミだらけになっているのを見ると良い気はしません。
「可愛い愛犬のすることはなんでもOK」となっている飼い主が多い気がします。
まずは【おしっこは家で済ませてから散歩に出る】
これをまず徹底!
最低限のマナーです。
愛犬を可愛がるばかりに、マナー違反に気づけない飼い主がすごく多い!
「犬なんだから仕方ない!」
マーキングに対してこのように考えている人もいますよね。
でも、それって飼い主側の勝手な言い分であって、飼ってない人にとっては「は?!」って感じです。
嫌な思いをした人にとっては、マーキングもおしっこも同じ。
ただの迷惑行為以外の何物でもない。
たとえペットボトルで水をかけたとしても、少し流れた程度で丸っきりキレイになったとは言えないですよね。
それなのになぜそんなに強気に言えちゃうのか…。
話の通じないモンスター飼い主。
自分のコントロール不足を露呈しているようなものなのに、なぜか強気。
まず前提として、世の中の人みんなが犬に対して好意的ではないということを忘れてはいけない。
愛犬を可愛がるばかりに、それを忘れてしまっている飼い主が多い。
我が子が可愛いのであれば、飼い主はマナーを守り、謙虚であるべきです。
マーキングだけじゃない!結局全ては飼い主の意識次第ということ。
マーキングについて深く考えていて気付いたことは、全ては飼い主の意識次第だということ。
マーキングを「問題行動」として受け止め、させない努力をするか。
「本能」と受け止め、そのまま過ごすか。
散歩中の引っ張りを好奇心旺盛で元気ととるか、問題行動ととるか。
自宅でのしつけに行き詰った時に「しつけ教室」に行くか、行かないか。
全て飼い主に委ねられているんです。
もちろん、犬にも個性があって躾しやすい子もいれば、難しい子もいます。
躾に行き詰った時どうするか。
どう導いていくか。
自分だけで解決が難しければ、プロに任せるのも1つの愛情!
そこで飼い主が意固地になると、問題行動が習慣化してて行くこともあります。
そうすると少し気になる程度だった問題行動が、どんどんエスカレートして手に負えなくななる可能性も。
そうなる前に早めに手を打つ。
犬のマーキングもポイントを掴めば飼い主がコントロールできるんです。
習慣化する前から始められれば、より早く効果を得ることが出来ます。
これも飼い主が早い段階でマーキングについて少し考え「やめさせよう」と思えるか否か。
全ては飼い主に委ねられているということです。
問題行動の原因は全て飼い主にある!「問題行動」としっかり向き合おう
カリスマドッグトレーナーのシーザーミランは「問題行動の原因は飼い主にある」と言っていました。
問題行動を問題として受け止めているか。
「可愛い」だけで、わがままにさせていないか。
周りの迷惑に気付けているか。
犬を飼うと決めた以上、飼い主は周りへのマナーには敏感であり謙虚であるべきです。
そして問題行動に気づいたときには早めに対処し、自分だけで解決が難しければ「しつけ教室」に行ってみる。
ただ「可愛い」だけで犬を飼うのではなく、ちゃんと愛犬に向き合うこと。
良いところだけでなく、直すべきところもちゃんと見てあげることを忘れてはいけません。
いかがでしたか?
犬のマーキングについて、皆さんはどう思っていますか?
犬を飼っている人ならば「仕方ない事」と理解を示す人はいても、自宅の塀にされるのを快く思う人なんていません。
犬を飼っている以上、周りへの配慮を絶対に欠かしてはいけません。
愛犬を可愛がるばかりに、周りが見えないモンスター飼い主になっていませんか?
愛犬のためにも、私たちがまず意識の高い飼い主になることが必要なのではないでしょうか。